Second Light
相馬の目は、真剣だった。
まるで、何かを失うのかを怖がるように、必死に言葉を紡いでいた。
「なにをそんなに怯えてるの?」
相馬の恐怖が、わからない。
相馬は、もうこれ以上何にも関わることはない。
それはわかっているんでしょ?
「俺は……お前がいなくなるのが怖ぇよ。どっかに消えちまいそうで、怖ぇ。」
相馬は、そう言い放った。
私を失うことが………怖い?
「なに……言ってるの?」
あなたは私を必要としてるの?
そんな気持ち………
いらない。
「俺は、お前を守りたいんだよ!
そばにいたいんだよ!!」
「あなたに、私が守れるわけがない!!」