Second Light



相馬の目は、真剣だった。



まるで、何かを失うのかを怖がるように、必死に言葉を紡いでいた。



「なにをそんなに怯えてるの?」



相馬の恐怖が、わからない。



相馬は、もうこれ以上何にも関わることはない。



それはわかっているんでしょ?




「俺は……お前がいなくなるのが怖ぇよ。どっかに消えちまいそうで、怖ぇ。」



相馬は、そう言い放った。




私を失うことが………怖い?





「なに……言ってるの?」




あなたは私を必要としてるの?



そんな気持ち………



いらない。




「俺は、お前を守りたいんだよ!
そばにいたいんだよ!!」



「あなたに、私が守れるわけがない!!」




< 128 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop