Second Light
どうして?
どうして、あなたはそんな風に笑えるの?
「なんで、怖くないの?」
「みくるは正しい取捨選択をしただけだ。
お前自身が汚ぇわけじゃねぇし。
お前は、生きてる人間のことを優先に考えた、そうだろ?」
こんな風に、優しい言葉をもらったのはいつ以来だろう?
こんなにも温かい眼差しを見たのは、久しぶりだ。
「いいじゃねぇか。
殺し屋?ヤクザ?上等。
俺は、お前が行く道について行って、支えてやるよ。」
相馬が伸ばした手に、思わず手を差し伸ばしてしまった。
グイッ
気づいた時は、遅かった。
手を掴まれ引っ張られた私は、相馬の体に閉じ込められていた。