Second Light
「俺は、みくるより強い訳じゃねぇけど、みくるを守らせて。」
その言葉が、抱きしめる腕が、聞こえる心音が……全部安心に導いてくれる。
この人と共にいたい。
この感情、間違っているのかな?
私は、抵抗することも忘れて、相馬の服を握りしめた。
相馬なら……私を救ってくれる?
真っ暗な闇の中に、唯一光った明かり。
私は、それに頼ろうと思った。
こんなこと前にもあった。
優しく手を伸ばして、私を救おうとしてくれる人がいた。
既視感---重なる思い出。
「相馬、ありがとう。」