Second Light



「相馬だ〜!」



みくるは俺の手を掴んで、自分の頬にすりすりとしている。



くそっ……


なんだこいつ。



すっげぇ可愛い。




「どうした?」


「なにが〜?」



いや、喋り方もおかしいし。




そのとき、ふと手の平で違和感を感じた。




なんか、みくるの手も頬も……熱くねぇか?



「お前、昨日何してた?」


「えー…?ひみつ〜」



ひみつ〜……じゃねぇよ!!



不覚にも、その笑顔で流しそうになったじゃねぇか。



「秘密か?じゃあ、せめてどこにいたかくらい言えないか?」



裏関連だったら、まずいから深くは尋ねないように気おつける。



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