Second Light
秘密、か。
「とりあえず、保健室行くぞ。」
「えー!なんでぇ?」
何で、じゃねぇよ。
てか可愛いな。
いや、そうじゃなくて!!
「お前、自覚してねぇのか?熱あんだぞ。」
「熱くらい平気だよ〜!」
ヘラヘラと、何事もなさそうに平気で笑うみくる。
何が、平気だよ。
俺の手は、みくるの熱のせいで熱い。
こんな高い温度、平気なはずがない。
でも、みくるのそれは、強がって出た言葉じゃなかった。
それが当たり前のように、普通に平気だと、言ったのだ。
「彼女が平気だと言っているんです。
放したらどうですか?」