Second Light
「失礼します」
後輩が中に声をかけても、返事がこねぇ。
「誰もいないみたいですね。とりあえず、ベットに乗せますよね?」
「あぁ……」
そのまま、奥に進み勝手にベットを使わせてもらう。
寝てはいねぇだろうが、みくるは既に目を閉じている。
「みくる、しんどいか?」
「……ん……へーき…」
いや、平気じゃねぇだろうが。
立とうとしてんじゃねぇよ。
「潤さん、体温計ってこれでいいですよね?」
「ありがとうな。みくる、悪ぃがボタン開けるぞ。」
後輩が渡してきた体温計を、みくるの脇に挟む。