Second Light
「なんだよ?」
「あ…すいません。
なんか嬉しいんです。」
「嬉しい?」
俺の顔を見て嬉しい、か。
変なやつだな。
「俺らってNo1だから、欲を持った女ばかり集まりますよね。」
「そうだな。」
自分の名を売りたいやつ、そして優越感を手に入れるために、狼神のメンバーの彼女の座を狙うやつは大勢いる。
「だけど、潤さんがこの人を見る目は、本当に…好きなんだなって感じます。」
俺が認めた、唯一の女。
最初っから媚を売るようなやつじゃなくて……
人との関係を無くそうとするこいつに、俺は惹かれた。
「こいつは……なんでも我慢して適応しようと無茶するから。
ほっとけねぇんだよ。」