Second Light



みくるの様子、見ておくか。



みくるを一人にすると、また無茶をしそうだしな。



っつうことは、屋上にいる二人に、メールしとくか。



翔太の話は、また今度の機会に聞くか。




体温計をしまい、適当に保健室から保冷剤などを出す。



氷枕や冷えピタも用意して、みくるの看病をしていると、


そんな自分に驚きが出てきた。




「まさか、俺が一人の女のためにつきっきりになる日が来ようとはな。」



それが嫌じゃねぇーーむしろ必死になれるから、また面白い。




「みくる、早く元気になれよ?」



まさか、こんなに女に惚れる時がくるなんてな。



前の俺じゃあ、絶対に考えられねぇことだな。




< 173 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop