Second Light
みくるの様子、見ておくか。
みくるを一人にすると、また無茶をしそうだしな。
っつうことは、屋上にいる二人に、メールしとくか。
翔太の話は、また今度の機会に聞くか。
体温計をしまい、適当に保健室から保冷剤などを出す。
氷枕や冷えピタも用意して、みくるの看病をしていると、
そんな自分に驚きが出てきた。
「まさか、俺が一人の女のためにつきっきりになる日が来ようとはな。」
それが嫌じゃねぇーーむしろ必死になれるから、また面白い。
「みくる、早く元気になれよ?」
まさか、こんなに女に惚れる時がくるなんてな。
前の俺じゃあ、絶対に考えられねぇことだな。