Second Light
ーーガラッ
強めに開けた保健室の扉。
警戒しつつ中を除くが、変わった様子は無い。
何も無かったのか?
林はどこに消えた?
嫌な予感がするが……今はほっとくしかねぇか。
俺は、ベットに近付き、みくるを持ち上げる。
さすがに、鞄を持って姫抱っこは無理だから……
俺は肩にみくると俺の鞄をかけると、みくるを背負おうとして、みくるに触る。
また、熱が上がっている気がする。
「ん……?」
「みくる起きたか?」
「………」
寝てるか。
とりあえず、こいつの家はどこだ?
ーー生徒手帳にでも書いてあるか。