Second Light
私は事情があり、前の学校から転校することになったが、
どうしても、高校には行きたかった。
それは、自分の意思でもあり……彼との約束でもある。
「………」
いつの間にか、私の瞳からは涙が溢れていた。
『ミイ。』
まだ、覚えている。
『約束だ。』
彼の声、表情、温もり……肌の感触と温かさ。
まだ2ヶ月前のことだ。
あの日から、2ヶ月しか経っていない。
「……余計なことだ。」
私はは振り払うようにして、頭を横に振るった。
そして、少女は真夜中の闇に溶け込んでいったーーー