Second Light



「お前が喜んでくれるのが、こんなに嬉しいなんてな……」



「んー?」



私はお粥を食べながら、相馬を見上げる。



「いや、別に何でもねぇよ。」


相馬は手を伸ばすと、私の頭を撫でてくれる。



これが気持ちいいんだよね……



「ふっ……可愛いな。」



可愛い?!



「?!」


「いや、気にすんな。」



ドキドキする。


鼓動の音が聞こえてくるみたい。



恥ずかしいのに、離れて欲しくない。



この感情……知ってる。


間違いない。


あの人に感じたものと同じもの。



懐かしくて、苦しくて……切ない気持ち。


ーー持ちたくない感情。





これがーーー…恋




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