Second Light
『仕方ないね……手配はしとく。
別に、お前がどこに行こうと……俺たちはついて行くよ。』
「……ありがとな。」
『まさか、潤に感謝される日が来るとはね。』
相手のその声からは、ニヤリとした嫌味の顔が思い浮かぶ。
「うるせぇよ。」
『はいはい。わかったって。
……俺が味方にいることを最大限に活かせよ。』
「ああ……頼んだ、翔太。」
この一手が、吉と出るか凶と出るか……
まだわからねぇ。
けど、これなら……少しでもこいつに近付ける。
そして、俺の力をみくるの為に活かせる。
みくる……待っていろ。
俺が救ってやるよ。