Second Light
やってしまった。
普通の人間ではあり得ない動きに、他の女の子たちは唖然としている。
それもそうだ。
こんな、戦い慣れしたような動き……
素人でも変だと感じるだろう。
「……私、昔に空手してたの。」
かなり苦しい言い訳。
それでも、なんとか誤魔化そうとしてみる。
「……か……らて?」
呆然と立ち尽くしたままの彼女たち。
このまま放置すると、あとあと面倒くさいことになりそうだ。
「--はぁ……」
私は、ため息吐くと、残りの彼女たちも気絶させた。
夢オチーーとか思ってくれるといいんだけど。