Second Light
「何があったんだ?」
俺の問いかけに、みくるはピクっと体を揺らす。
「………今日……」
みくるは言うことを躊躇っているのか、中々話を進めない。
「大丈夫……」
あやすように体を抱きしめてやると、みくるは体の力を抜いた。
「……私、今日は裏の仕事があったの。」
仕事関連のことか……?
「詳しくは言えないけど……その依頼はある夫婦を殺すことだった…」
暗殺の依頼……でも、それはみくるの立場ならよくあることだろう。
何が、みくるにここまで……?
「私は、依頼通り殺した。
拳銃でたったの二発。相手はプロじゃなかったし、それだけだったの……」