Second Light
ピーンポーン ピーンポーン
「………まま?ぱぱ?」
急いで辿り着いた家。
チャイムを押しても、迎えてくれるはずの両親は扉を開けてくれなかった。
「かぎ……もってない。」
試しに、ドアをひくと、かちゃりと開く。
「………なに?このにおい?」
鉄に似ている匂いが、ドアを開けた瞬間する。
明らかに異臭。
なにかおかしい。
幼いながらも、この異変にはすぐ気が付いた。
「ままー?ぱぱー?」
試しに呼びかけても返事はない。
慌てて家に上がってみれば……すぐそばにあるリビングの扉から恐怖を感じた。
ここに…なにかある。
直感した。