Second Light
「何から行くの?」
「みくるの好きなようにしていいぞ。」
相馬は私のペースに合わせてゆっくり歩いてくれる。
優しいんだな〜……
本名を教えたはいいけど、周りを気にして「みくる」と呼んでいる相馬。
あのナラが、私の情報を安く売るとは思えない。
多分、まだ私の情報は漏れてないとは思うけど……
念には念を入れている。
「相馬、私何もわからないから、相馬についていくよ?」
そういえば……なぜ、急に相馬はここに連れてきてくれたんだろう?
「相馬。」
「ん?」
「なんで……ここに私を連れてきてくれたの?」