Second Light

現れた少年


《潤side》



「なんだと?!」



夏が終わりーーー秋になり。



あの日から既に2ヶ月経った。



今、俺は慎とともに屋上にいる。



ここ最近俺も色々と準備をしているところにーーー1つの知らせが届いた。




「那津が死んだだと?!」



15代狼神の下っ端で、唯一俺らと同じ高校にいた後輩だ。



慎に見込まれただけあって、ちゃんとルールを理解した上で頭の回るやつだった。



確実に次の幹部に選ばれると思っていた。



そんなやつがーーーまさか。



「事件の全容は、何者かに揉み消されているし……俺たちが何かを言ったところで、それ以上の権限のやつが圧力をかけているから警察もあてにならねぇが……真実だ。」



慎がそう言うのであれば、正しいのだろう。



前にも言ったが、こいつの情報網は広い。


人を伝達している分、信ぴょう性はそこそこだがな。



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