Second Light
「情報が正しいのか怪しいが、射殺だったそうだ。」
「射殺……」
てことは……何か裏に関係してるのか?
裏の情報なら、翔太の得意分野だな。
実際、もしも本当に射殺だとしたら……原因は……なんだ?
「翔太に頼むか。」
慎がそう言って、携帯を取り出した時だった。
「その必要はないよ。」
頭上から声が聞こえた。
「翔太、いたのか。」
「この事件……一応僕自身とも関係はあるからね。
狼神の14代目としては……潤たちに伝える必要を感じた。」
そう言って、屋上の貯水タンクの上から現れた翔太。