Second Light



「あの子、暫くはもつと思ったのに。」



『お前と同じようなやつだったな。
確か、お前の一つ下か?』



「うん。そうだった気がする。」



『死んだやつを気にしても仕方ねえけどな。』



冷たいなんて、言えない。



それが忘れてはならない私たちの、常識だから。




「何時から?」


『9時からだ。』



仕事も無いし、残念だけど行くしかないようね。



「今回の幹部になる人は?」



『詳しくは知らないが、異例の早さで幹部に昇格したらしい。
男だと聞いている。』



異例の早さ?



確か、今までの最速は……幹部内1位のあいつの半年だと聞いている。



それよりも早いの?




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