Second Light
まだ顔を隠しているのなら……
「異例の幹部……素姓はすぐにバレると思いますが。」
「あくまでも私を試すつもりか。
私は今回のこと関与していない。」
こいつは、Jの正体に気が付いている。
そしてーーー私を試している。
「言っておくが、関わるつもりもない。
素姓も、そう簡単にはばれない。」
問題ない。
これくらいのこと……私なら特に支障にはならない。
「そうだといいんですけどね。」
蜂はいつもの不気味な笑顔を残して、私を追い越した。
「幹部室に行くのか?」
「もちろんですよ。手伝いが必要ですよね?」
私も、行くとするか……