Second Light
「ん……?」
紙と……鍵か?
『合鍵を預ける。待ってるから』
それだけしか書かれていないメモ。
合鍵って、胡桃の家のところだな?
つまり、ここでは話せねぇから、夕方会うってことだな。
お互いに夜は仕事があるしな。
「了解。」
周りに聞かれないように、静かに読んだことを伝える。
胡桃は微かに頷いた。
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カチャリ
「胡桃?」
予定通り、学校が終わるとすぐに、胡桃の家にお邪魔する。
「相馬。」
少し怒ったようなみくるは、俺の手を握るとリビングへと引っ張った。