Second Light
「…………///」
黙った胡桃を覗くと、顔を真っ赤にしていた。
「胡桃?」
「……好き…私も、相馬が好き。」
“好き”
その言葉だけで舞い上がった俺。
胡桃の唇が欲しいと思った。
「……んっ……」
無意識のうちに胡桃の後頭部を抑えて、キスをしていた。
両思いって、こんなに幸せなもんなんだな。
好きな女のキスって、こんなにも欲情するもんなんだな。
隙間から、舌を押し込めば、戸惑ったように、胡桃は俺の胸を押す。
「逃がさねぇよ?」
胡桃の表情は、いつもの冷静さが消えて……“女” の表情をしていた。
そういうのが、ずりぃんだ。