Second Light
本当に同一人物なのか…?
その冷たい瞳も、人を重圧する存在感も……全てが物語っている。
こいつは強い、と。
「お前こそ何者だ?」
私の言葉に相馬潤は驚きの色を見せた。
まさかこの重圧の中で、まともに話せると思わなかったのだろう。
「ふーん……やっぱお前おもしれぇ。」
ニヤリと笑った相馬潤。
「俺のことを知りたいか?」
「そっちは私のことを知りたい?」
お互いに腹を探り合うような会話。
「俺は、お前のこと知りたいけど?」
「そう。」
私は彼の問いに返事をしなかった。