Second Light
「えっと………じゅん?」
しかも結局呼んでくれるんじゃねぇか。
「もう一回。」
「潤?」
「胡桃……」
「なに??」
「まじで好きだ。」
まさにバカップルの会話。
というか、俺が一人で勝手に盛り上がっているだけだ。
でも……
あと、どれだけこんな会話をしていられるんだろう?
もしかしたら、明日死ぬかもしれない。
人の何倍も “死” が近いこの世界。
俺は、どれだけ、こいつといられるんだろうか?
「潤…」
「ん?」
「そろそろ時間だよ……」
俺たちは常に、死と隣り合わせだ。