Second Light
隠れている場所から、覗く。
私の想像する二人が、こんなに親密なはずがない。
なのに………
「バカ潤!私はあなたが好きなのよ!
もうあんなこと起きて欲しくない!」
「わかってる……けど、どうしてもここに居なくちゃいけねぇんだよ。
わかってくれよ……あい!!」
潤とあい………
どうしてあなたたちが、抱き合っているの?
どうしてあいが……潤の本名を知っているの?
湧き出る多くの疑問と、湧き上がる濃い黒い感情。
イライラと、ズキズキと、大きな悲しみ。
潤……なぜ、あなたは……あいをその優しくて温かい瞳で見ているの?
「私はあなたが大切なの……お願い。」
「俺だって、あいが大切だ。
でも……胡桃が……!」