Second Light
だが、それは、練りに練られた確実に少女を殺す事件。
少女の仲間も皆、少女を裏切るために存在した捨て駒だった。
ーーだが、作戦は失敗に終わる。
理由は、一人の少年だった。
人払いを済ませていたはずの所に現れた、一人の少年。
殺して口封じをすればいいものの……出来なかった。
なぜなら、その少年は……この国の重要人物。
裏の世界でも、死んだことを決して誤魔化せない存在。
彼は……表の人間でありながら、
将来は政府公認秘密サイエンティスト組織『スーパーサイエンティスト』ーー通称SSへの加入が決まっていた。
殺してしまえば、この先の日本にも影響が出る。
何より、こいつの “死” を隠せないのだ。