Second Light
なんだ、じゃない。
なんで、そんなに普通でいられるの?!
私だけ沈んだ気持ちになって、真剣に悩んで……
私の一人芝居を見て笑っていたの?!
「潤なんてーーー大っ嫌い!!」
私は潤の腕を解こうともがく。
だけど、潤には勝てなくて……
何も言わない潤は私を引っ張って、屋上の扉を開けて中に入る。
ドンッ!!
途端に、私は潤と壁に挟まれていた。
両手を上にあげられ、壁に押し付けられている。
「ふざけんなっ!!」
潤がこんなに怒るなんて、思わなかった。
裏の恐怖を散々に見てきた私が、恐怖を感じている。