Second Light
★8
まっすぐな愛を
《潤side》
パタンーーー
玄関の扉を閉めると、鍵をかける。
気を失った胡桃を、寝室のベットに寝かせ、その衣服を脱がせてやる。
いや、決してエロい意味じゃなくて……こいつの服はびしょ濡れだから。
ギターケースにある服を着せてやり、
担いできたギターケースを、リビングの壁に立てかける。
ここは胡桃の部屋。
あんな真相がある以上、俺の家には連れていけねぇし……。
寝室に戻り、胡桃が寝るベットの隣に座り、胡桃の額を撫でてやる。
「胡桃……お前はなんもわかってねぇよ。俺はもう、お前しか愛せねぇんだ……」
あんな怒り任せのキス……苦しかっただろうな。