Second Light



俺は今日は仕事はねぇが……胡桃はどうなんだ?



本当はもうちょっと寝かせてやりてぇけど……こればかりは仕方ねぇか。




「胡桃起きろ……」



軽く揺さぶるが起きる気配はない。




「胡桃。胡桃……!」


少し力を込めて揺さぶる。



「ん………」


すると、ピクリという反応で胡桃は目覚めた。



「潤………」



目覚めた胡桃は、一度俺を見て俺の名を呼ぶと、悲しそうに顔を歪めた。



「……悪かった。」


そんな顔をさせてぇんじゃねぇ。



「説明……して?」



「あぁ。……と、忘れるところだった。これを胡桃に渡すように頼まれたんだ。」




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