Second Light
表の暴走族とは格が違う
裏の世界の住人---極道や情報屋、殺し屋、スパイ……
知りたくなくても、表で上の方にいけば、自然と知ってしまうものだ。
「多分、あいつは俺たちとは違う世界にいる。」
俺の言葉に、慎も頷く。
「俺たちじゃあ、裏には入れないからな。」
表でNO1の称号を手に入れた俺たちでさえ、
その世界に簡単には踏み入れない。
「あいつに頼むか……?」
俺たちが知っている闇に通じる奴が、ただ一人いる。
でも……
「いや、いい。みくるが話すのを待つ。」
本人から聴きてぇ。