Second Light
「そんなに敬語を使わなくてもいい。」
潤の丁寧すぎる態度に、苦笑いのりゅう。
私とかは最初の時、りゅうを含め幹部に無視を決め込んでいた。
だから、りゅうにとって丁寧なのは新鮮なのかもしれない。
「りゅう。外国の仕事どうだった?」
「外国か……。」
トラの質問に、珍しくりゅうの表情が固まった。
なにかあったのだろうか?
「日本とは違って拳銃もそこら辺に転がってるし、マフィアや公にしている闇組織もある分、かなりの難しかった。」
りゅうが難しいと評価するということは、相当難易度が高いな……
「今、CDの力は日本に留まらず、世界にも知られ始めている。
今までのように、幹部の誰かが一気にまとめて依頼をこなすには量が多すぎる。」
つまり、外国からの依頼への手が足りてないということか。