Second Light
「どうだろうね。俺は別に外国に特別興味があるわけじゃない。」
そうは言っても、私の知る限り、りゅうは国内に執着があるわけではない。
きっとキングに言われれば、私たちを置いて旅立ってしまうだろう。
ライオンも実はそれが寂しいのだろうか?
「とりあえず、あれでしょ。」
私は仕切り直すために、口を挟んだ。
「せっかく、りゅうも帰ってきたし、珍しく幹部の大半が揃っている。」
私がそこまで言うと、ライオンの顔が輝いた。
「パーティーするか!」
ライオンが飛び跳ねながら、トラに目を向ける。
「………はぁ。今日だけだぞ。」