Second Light
「グッ」
「が、ぁ?!」
どんどんと倒れていく敵。
走りながら、2丁の拳銃で正確に一人一発で仕留めていく。
………こんなときに、小さい頃の射撃練習が役に立つとはな。
長距離射撃や特殊な銃は扱えないが、極道にとって手持ち拳銃は必須アイテム。
特に俺は、1丁よりも2丁の方が安定して撃てるという、少し変わっていた。
ガチャ
新しい弾を入れ直し、撃っていくこと数十分。
さすがに、もうあらかた片付いたようだ。
周りを見渡す限り、もう立てる奴はいねぇ……というか意識がちゃんとある奴がいねぇ。