Second Light
「ここまででいいだろぉな……」
これで大きなダメージを与えられただろう。
潰せ、という依頼じゃねぇってことは、ボスに手を出しちゃまずいだろう。
「さて、帰るか。」
俺が倉庫を後にしようと背を向けた時だった……
ダンッ
パァーンッ
俺のとは違う銃声音が響く。
だが、俺の方が速かったようだ。
「ぐ、ぅぅうう……!」
後ろにいたのは、さっきまでここにいなかったやつだ。
「背後を狙うっつうのは卑怯だぜ?」
まだ死にきれていない相手を見下ろす。
この様子を見ると、どうやら組織内でも、重要な人物っぽいな。