Second Light
『しかも、思い出してみれば、ジャンルは一応恋愛だぞ、これ。』
その後も、潤の独り言は続いた。
『…………胡桃!』
しばらくしてから、潤は私の名前を呼んだんだ。
『明日、家デートするぞ。俺の家に連れて行く』
『え?!』
当然だが、潤の家=相馬組。
私は速攻で断固拒否を告げた。
『絶対に嫌!』
『俺も嫌だ。』
そんな会話がしばらく続き……
『潤とデートしたいのは私も一緒だよ?
でも、まだ潤の家に行く勇気はないよ…。
私の家にしよう?』
そうして、今日に至る。
つまり、もう少しで潤が、この家に来るのだ。