Second Light



確かに、今更感はある。



なんで、今更私は緊張しているんだと。



でも思い出して欲しい。




潤が私の家に来たのは、全部私の意識は無かった時。



こうやって、改めてデートとして来るなんて……


いや、そもそもデート自体もあのプールと夜道の軽い散歩や下校の時だけ。




つまり、恋人としての、ちゃんとしたデートは初めてなんだ。


しかも、私の家。




これが緊張せずにいられるだろうか?



私には無理だった。




ピーンポーン



「?!」



チャイムが家に響く。



きっと、十中八九、潤だ。




「は、い?」


『俺だ。』



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