Second Light
普段、全くと言っていいほどオシャレに興味のない私。
でも、一人前に『デートでは可愛くいたい』なんて思ってしまい。
最終的に、以前からプライベートでも繋がっているあいに電話。
あいが言うには、
「ちょっと定番でシンプルすぎるけど、胡桃ならエロく着こなせる〜♪」
ということで、髪型まで指示をされたのだ。
そろそろ、ロビーのある1階からこの階に着く頃。
ドキドキ……ドキドキ……
ピーンポーン ピーンポーン
「はーいっ!」
珍しい緊張に戸惑いながらも、ドアを開ける。
「潤、いらっしゃい。」