Second Light
「うん………ありがとう。
潤の初めてにしてくれて、ありがとう。」
でも、ごめんね。
私はその初めてを返してあげられない。
それでも、私が潤の初めてで嬉しいのは本当だよ。
「大丈夫。自分を怖がらなくていいよ。」
誰かを独り占めしたいというのは独占欲。
でも、それは、間違った方に曲げなければ、素晴らしい愛の形になると思うの。
「だって、私も潤への独占欲でいっぱいだよ。
今日もこの服を考えてくれたのは、あいだけど、頼んだのは私なんだよ。」
少しでも、潤の目に綺麗に映りたい。
潤の目に焼き付けたい。
本当の私自身を。
潤のそばに私がいることを。