Second Light
見上げれば、獣の目のように、熱く輝く潤の瞳。
………彼と一つになりたい。
「胡桃。」
もう一度、優しく名前を呼んでくれる潤。
きっと、潤も私と同じことを望んでいる。
「俺に、胡桃の全部をくれねぇか?」
緊張を感じさせる、潤の低い言葉。
大丈夫だよ。
私は逃げないよ。
そばにいる。ここにいる。
だから、そんなに怯えないで。
「潤、全部あげる。私の心も体も……持って行って。」
あなたが望むなら、あなたのものにしてくれればいいんだ。
無理矢理、私の心を奪ったんだから、体も奪ってよ。