Second Light
潤はそう言うけど、ずっと前から十分に知っている。
あなたが、あんなに真っ直ぐ愛してくれるから、感じてる。
「胡桃………。」
「あ………ぁ!」
涙で視界が滲んで、潤が見えない。
私が、必死に手を伸ばせば、優しく、しっかりつかんでくれる。
「もうちょい……力抜け。」
「んっ………」
ねぇ、潤。
愛してくれて、ありがとう。
愛させてくれて、ありがとう。
「ふ……んぁ、」
潤は、キスをして、私と繋いだ手と反対の手で抱きしめてくれる。
「胡桃、愛してる。」
その声が、私の意識の中の最後に聞こえた言葉だった。