Second Light
俺のものだから
《潤side》
「すー……すー……」
静かに寝息をたてる胡桃を見下ろす。
「寝顔も、やっぱ可愛いな……」
まだ火照りが残る体を、確かに感じながら、ゆっくりと体を胡桃の横に移動する。
そのまま、胡桃の頭の下に腕を入れて、腕枕をする。
もう片方の手で、気を失った胡桃の頬を撫でる。
「………愛してる……」
やべぇな俺。
相当重症じゃねぇか。
本当に、お前はすげぇよ胡桃。
俺がこんなに一途だとは思わなかった。
「………辛かったか?」
一応、これでも俺は、女の経験はある。
つっても好きな女は、もちろん胡桃が初めてだ。
少し前は、女関係がてきとうだったからな……