Second Light
「なにこれ……クマ?」
「バカ、テディベアだろ。」
「変わらないじゃん。」
「変わらなくねえよ。クマとテディベアの違いは大きい。」
ライオンは一度自分が気に入ったものには、愛着心をずっと持ち続ける。
本人の前で、ライオンの好きなものをバカにしたら、命はないだろう。
「……そっちの仕事は終わったの?」
「あー……まあ。」
歯切れの悪いライオン。
確か、こいつらの今回の仕事は
どっかの金持ちの息子が捕まっているのを助け出すと同時に、犯人たちを全滅させる……だったっけ?
「途中までは上手くいってたんだけど、こいつが余計なことをしたんだ。」