Second Light



「胡桃は……“初めて” じゃねぇのか…」



それが何で失われたかは知らねぇ。



無理矢理かもしれねぇし、仕事かもしれねぇし………恋愛かも…




「何、考えてんだ俺は。」



違ぇだろ。



胡桃は、さっきまで俺の名前を必死に呼んでくれた。



今は、俺のものだ。



胡桃の過去は、多分まだ全部聞いてねぇが、それは話してくれるまで待つんだろ?



胡桃の過去まで、自分のものに出来ねぇのは仕方ねぇことだ。




再び、胡桃の横に体を持ってきて、布団もかける。



胡桃の背中を抱き寄せ、出来るだけ優しく抱く。





「………寝るか。」



その寝顔に、癒された。




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