Second Light
胡桃を抱きしめたまま、俺は立ち上がる。
胡桃の脇の下に回していた腕を、腰に回す。
気は抜けねぇな。
「やっぱり、潤と胡桃は繋がっていたのか……」
「?!っんで、俺らの名を?!」
胡桃はともかく、俺は絶対に言ってねぇ。
どこから情報が漏れた?!
「俺は独自の情報網があるんだ。
まあ、絶対に他人には漏れねぇから心配すんな。」
他人には漏れない、独自の情報網………こいつ…本当に、どんだけ強いんだ。
「潤。大丈夫。りゅうは敵じゃないわ。」
「どういうことだ?」
「彼は、私の味方なの。」