Second Light
最愛のひと
《胡桃side》
あれは、1年と半年くらい前のこと。
私は、キングに薦められて入学した高校で、ある男と出会ったのが始まり。
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「佐倉 みくる。出身中学は、◯◯県の中学。趣味・特技、特になし。」
入学して間も無く行われた、自己紹介。
つまんない毎日が始まるのだと、そう思った。
周りは高校生気分で、騒がしい。
こんな所に行って、何かメリットはあるのだろうか?
面倒なだけだ。
こんな時間があるのなら、私は、さっさと依頼をこなしたい。