Second Light
相変わらずの、無愛想と無口。
誰にも興味を見せないから、誰も関わってこない。
それで良かったの。
でも、1ヶ月経って、そんな私に話しかけてきた人物がいた。
「お前何でそんなにクールなんだよ?
可愛げがねーな。」
唐突に絡んできたそいつが、大宮海斗だった。
隣の席の人気者。
明るくて、活動的で、運動神経・成績共に優秀。
特に理数系には、かなり特化した奴だった。
人だかりがあれば、その中心にいるようなタイプ。
たったの1ヶ月で、その地位を獲得したやつ。
急に話しかけてくるから何かと思えば、ただの好奇心だった。