Second Light
私が自分自身を、拒絶していたら、本気で怒ってくれた。
「俺は、お前がなんと言おうと、お前が女にしか見えねぇんだよ。」
「どういうこと……?」
「この鈍感め。
俺はお前がすっげぇ好きで、誰よりも大切だってことだ。」
自分のことが嫌いで、汚れている私を好きだと言ってくれた。
「私も好きだよ?」
「あのなー、友情の意味じゃねぇぞ?
恋愛の方でだぞ?」
「うん。わかってるよ。」
「………あー、ちくしょう。
病人じゃなきゃ、絶対にキスできたのに。」
彼は、私の最初の光で。
最初の彼氏だった。
そして……初めての相手だった。