Second Light
近くから聞こえてくる、数十名の話し声。
そして……私の隠れたすぐ近くを、そいつらが通った。
そいつ等のマークはここら辺で有名な、暗殺グループの一つ。
CDと真っ正面からやりあったら、CDが勝つだろうけど。
わざわざ喧嘩はしたくない相手だ。
わざと鉢合わせする必要もないと思った私は、違うルートから帰ろうとした。
でも……
『……んだ?……もうちょっと先………』
『わか…………、すぐに…』
進むたびに、現れる奴ら。
それは別の人だったが、なぜかその日は何度もそいつ等を避けて通る羽目になった。