Second Light
そして……
気が付けば、街郊外の広い空き地にいた。
そこで、今まで回らなかった頭が動く。
「誘導されてたか……!」
さっきの奴らを避けることで、私は知らず知らずの内に、この場所に着くように道を塞がれていた。
「くそっ!」
ここでは、まともに戦えない。
ハードな依頼で体力がないのは、もちろんのこと。
弾もほとんど切れ、武器も使えるものといえば日本刀にグレネード数個。
さっきの奴らが相手だとしたら、私じゃ確実に勝てない。
顔をあげて見渡せば、この空き地はどうやら、港で利用されるようで、コンテナーが多く積まれていた。
けれど、コンテナーがあろうと、私を誘導したからには、逃げれないようにしてあるだろう。