Second Light
「でも、悪いのはライオンかも。」
本人に聞こえるように、それだけ言って、PCルームを出た。
ライオンに真面目に言っても、逆ギレするのはわかりきっている。
私はPCルームを出ると、一番奥にある資料室に行った。
ここには幹部の個人金庫がある。
その中には、自分の過去の仕事のデータ、これからの仕事のデータがある。
そして、一般では手に入らないような資料も保管されている。
私は、自分の金庫を開けて、中にある次の仕事のデータが入ったUSBを取り出した。
金庫をロックして、もう一度PCルームに戻る。